フィールド計測機器の活用

(有)山口商店

2010/09/15

林業関連での活用について

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超音波距離計(ピッキョリ75)を使ったコンパス測量


コンパス測量を行う場合、従来の一般的な測量方法は、ポケットコンパスと測量ロープ(または巻尺)を使うのが一般的ですが、今回ご紹介する超音波距離計を使ったコンパス測量は大変便利です。

何が便利なのかというと、測量ロープ(巻尺)を使う場合は、次の測定場所に移動する場合、ロープを伸ばしたままで移動するのは大変なので、一旦ロープを巻き取る作業が必要になります。これも大変な作業です。

また、測りたい間に障害等があってロープを張れないとか真っ直ぐに張れないなど色々問題があります。

上記の様な問題は超音波距離計でクリアーできます。

また、最近ではレーザー距離計を使った距離測定などがありますが、レーザー距離計の場合、距離計を目標に向けなくてはならない。(ファインダータイプの距離計は、ファインダーのポイントに目標を合わせる作業が必要です。)距離が長くなって障害(木や葉、草など)がある場合はなかなか難しくなります。(レーザー距離計用の反射板を使う場合もありますが、この場合もやはり反射板にファインダーのポイントに合わせる作業も同じ事です。)

超音波距離計(ピッキョリ75)の場合は、電子標的モードにし、測りたい位置に電子標的を設置します。(コンパスの測量の場合は、ポールにこの電子標的を取付けて使用すると方位測定の時にも便利です。)超音波距離計の場合は、ファインダーはありません。超音波距離計はほぼ、電子標的のある方向に向けて測定します。

 

超音波距離計(ピッキョリ75)のページへ!

ポケットコンパスのページへ!

 

余談

樹高を測定する場合、測定位置から木の位置までを計る必要があります。

(樹高計、クリノメーターやワイゼー測高器などを使用する場合など)

この場合も超音波距離計を使うと便利です。

 

     

       

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