小物測量機材

ブルーメライス測高器

(有)山口商店

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2020/11/12


 ブルーメライス測高器

 

ブルーメライス測高器は、

世界的に有名で色々な国で

多く使われている測高器です。

 

一般的に使用されている

測高器との違いは、

測定ポイントを見つけ

そこから測定します。

 

特徴

軽くて丈夫

独特なデザインで操作が簡単

便利な距離計を備えており、距離測定をする測定機器がいらない

精度が極めて高く、少し慣れれば±1%以下の誤差率で測定ができる

 

構成

下の写真は、ブルーメライス測高器本体と距離測定用補助板、距離測定用補助板の固定用ピン

 

ブルーメライス測高器 本体

本体側面A

 

本体側面B

 

距離測定用補助板

距離標識 0、20、40m側

 

距離標識 0、15、30m側

  

各部名称

目盛板側

目盛板裏面側

 

目盛部

上から

距離標識 15m用 m ( 俯角側b 7.5m 〜 0 〜 仰角側a 22m )

距離標識 20m用 m ( 俯角側b 10m 〜 0 〜 仰角側a 30m )

距離標識 30m用 m ( 俯角側b 15m 〜 0 〜 仰角側a 45m )

距離標識 40m用 m ( 俯角側b 20m 〜 0 〜 仰角側a 60m )

角度目盛 ° ( 俯角 30°〜 0 〜 仰角60°)

 

測定方法

測定方法は、本体側面にプリントされている。

樹高 は下記のように計算し求めることができる。

 

@ a b ともに俯角で測定した場合(上写真【上】

 b - a = h   H = h × CF

A は仰角、 は俯角で測定した場合(上写真【中】

 H = a + b

B a b ともには仰角で測定した場合(上写真【下】

 a - b = h   H = h × CF

 

CF は距離標識を斜に覗いて設定した場合の補正値

※距離標識を使って距離を斜めに見た場合は設定距離が斜距離で設定されるので水平距離にする必要があり、CF 値はこれを補正する乗数である。

上記@、Aは距離標識を斜めに覗いた場合の計算式であり、Aは距離標識を水平に覗いた場合の計算式である。

上の写真の例では、距離標識を14°で覗いた場合の例で示されている。

写真中のCF-Grad°換算表で14°の所を読むと94となる(0.94を乗じることになる)

※:注意:@ABいずれの場合でも、距離標識を斜距離で設定した場合はCF値での補正が必要になります。

 

測定位置の設定

付属の距離標識を使うと測定する位置を求める事ができます。

目盛に応じて、目標からの位置を15m、20m、30m、40mの場所に設定できます。

測りたい目標に距離標識を設置し、距離計で覗きます。

距離計を覗き前後しながら、設定したい距離標識の指標を重ねあわせます。

この時、測高器を左右いずれかの位置に少し傾けると下の説明図(本体側面にプリントされています。:下の写真)のように見る事が出来ます。ほぼ一致したら、正常位置にもどし、正確に合わせます。

距離を斜めに(斜距離)で設定した場合は距離標識の0指標の位置で補正のための角度も読みます。

 

角度とパーセント

目盛部の一番下の段には仰角と俯角の角度が読める角度目盛がついています。

本体側面には、角度とパーセントの換算表がプリントされています。

 

距離標識で設定出来ない位置は、目標物までの距離がわかれば高さを求めることができます。目標物 a、b の角度を読み換算表で何パーセントになるか見れば計算ができます。

 

【例】 目標物までの距離 :  目標物の読み値

= 50m  = 11°  = 4° の場合

換算表から a(%) = 19% = 0.19 b(%) = 7% = 0.07

= × a(%) × b(%)   高さ = 50 × 0.19 + 50 × 0.07 = 9.5 + 3.5 = 13m

 

【参考】上の例の場合は距離は水平距離ですが、斜距離の場合は、測定方法の項目で説明したCF値を利用すれば、上記で求めた高さにCF値を乗ずれば求める事ができます。

 

錘針

下の写真は錘針a、bのボタン

下の写真は見透し孔の中にある回転表示板(黄色と黒)

目標物を見透し孔から覗いたときに下の方に回転表示板が見え、錘針の動きを見ることができます。回転表示板の動きが止まったところで錘針ボタンで錘針を止めます。

 

その他

距離測定用補助板を伸ばしたところ

下側についているネジ(1/4インチネジ) 

カメラ三脚などのネジが1/4インチネジなので、三脚等にも取り付けが可能です。

距離計接眼部

本体と距離標識

 

応用的な使い方

●たとえば距離標識に10mの指標を作り(白いテープなどを貼る)、10mからの測定ができるようにする。指標0と20mの中央が10mの指標の位置。20mの目盛で読取その値に1/2を乗ずる。

●測定位置が40mより長い場合

【例】測定位置が60mの場合、まず目標物から40mの位置を設定する。次に40mの設定位置に距離測定用補助板をたてそこから20mの位置を設定する。設定した位置は目標物から60mの位置になる。次に30mの目盛を使って高さを測定する。測定された高さを2倍すると60mから測った時の高さになる。

など工夫すれば使い方もいろいろ!

 

仕様

 測高器本体

全長

143o

重さ

240g

 距離測定用補助板(距離標識)

長さ

1535o

折畳時

205o

62o

厚さ

2o

材質

ベークライト製(黒)

 

 

  面A 距離標識 0、15、30 標識間隔 450o 標識巾 35o(白)

  面B 距離標識 0、20、40 標識間隔 600o 標識巾 35o(白)

※仕様は変更される場合もあります。

メーカー : カールライス社 製造国 : ドイツ

 

目標までの距離を設定するのに使うと便利な距離計 (距離標識を使わずに距離を設定)

 

 Q&A

  

ご購入は

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 Q&A

このQ&Aは、当社へのお問合せ等の内容と回答を掲載しています。 

※は補足事項として回答させてもらいました。

 

BL-6の商品は、高度60mまで計測可能でしょうか。

 2011/04/16

ブルーメライス測高器は、目標物まで、15m、20m、30m、40mの位置から測定するように設定されています。

これは目標物から測定位置を上記の距離で簡単に設定できる距離計がついているからです。

各位置から測定できるのは、下記ページの(このページ)■目盛部のところを参照下さい。

http://www.ys2000.net/se/com/blume_leiss/index.html

40mの位置から測った場合は60mまで測定が可能です。

また、応用的な使い方をすれば、それ以外の位置から測った場合も、測定は可能だと思います。

目盛の関係で、60mの高さを計る場合は、目標物から40m以上の距離で、測ることが必要になると思います。

※■応用的な使い方(参照)

 2011/04/16

   

  

   

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