クリノメーター MC-1004 メリジャン (有)山口商店 2024/09/17 ホーム


     

クリノメータ MC-1004

 

世界一取扱いが簡便である。
万能である。傾斜の測定は勿論、水準測量、距離測量、高さ測量、水平角の測定等に広く使用できる。
非常に小型・軽量である。重量は240gで寸法は100×30×12mmである。
精度が高い。使いなれると0.1%まで直読できる。
クリノメーター1520(レンズ2個付) : 測定範囲は±100%、±50グレード、±45° : 5〜500mまでの距離測定用スケール付。

 

型番が変更になりました。 2016/03/08

 旧型番 1502

仕様が変更になりました。 2013/08/31

 性能等については変更ありません。

   

外観仕様が変更になりました。 2013/08/31

正面

裏面

 

 

写真をクリックすると大きな画像が見れます。

  

外観 (仕様変更前)

 

正面

裏面

左側面

右側面

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メリジャン クリノメータ 1520 の各部

ヒンジ部

リングの下のヒンジ部で本体(目盛部、錘部)がぶら下がります。

使用する場合は、このリング部に紐などを通し首に掛けて持ち運び、その紐にぶら下げて測定します。

目盛部

写真の上下のレンズの中に測定用のスケール目盛があります。

測定物を見ながら、レンズで拡大されたスケールを読み測定します。

錘部

ヒンジで吊り下げる事により、目盛スケールが鉛直方向(水平方向)にセットされます。

錘部を固定(持つ)事により目標物にスケールを合わせる事ができます。

これにより、水平角の測定や距離測定などに使えます。

補足:回転式目盛のクリノメータなどでは、目標にスケールの位置を合わせる事はできません。

 

スケール(目盛)

以下、カメラでスケールを撮ってみました。

なかなかうまい具合にとれませんが、実際にはもっと鮮明に目標の前に浮かび上がったように見えます。下の写真は参考として見てください。

 

 

 

 

使用方法

【傾斜度の読取り例】

 

測点が水平線(0°、0%、0gで示され測者の目の位置である)の上下・どれだけの高低にあるか(傾斜度)は、レンズの裏(曇りガラス面)に刻まれたパーセント(%)、度(°)、又はグレード(g)単位の目盛(表−1参照)で直接に読み取る。

 

@

水平線(測定者の目の高さ)より低い位置(物)を測る場合、つまり俯角の場合、2個のレンズの内、右側のレンズを使用する。

 
A

水平線より高い位置を測る場合、つまり仰角の場合、左側のレンズを使用する。

 
B

表−1は水平線より高い位置を測る時に使用する左側のレンズに刻まれた読取り図を示す。

例えば、表−1では測点(●印)は60%、31°、又は34.5gの指示線と一致する。

これらの数字がこの時の傾斜度を示す。

  
C

つりわ(リング)で目の前にクリノメーターを吊下げて、凸形のレンズをのぞく。

 
D

水平線より高い位置を測る場合、2個のレンズの内、左側のレンズに右目を当てて、読取り図(表−1)をのぞく。

この時、レンズは望遠レンズでも、透明レンズでもありませんからレンズを通しては測点(対象物)は何も見えません。
 

E

そのままの姿勢で、今度は左の目で測点を見る。

つまり常に両目を使います。

するとレンズに刻まれた読取り図(目盛と数字)がレンズ越しに拡大され、視界(前面)に虚像となって大きく示される。

この時クリノメーターを左右、いずれかに多少動かしますとはっきり見える。

この様子は図−1にイメージで表示。

 
F

測定者は視界に入る目標物の端(測点)と一致する目盛を読みとる。

表−1では60%(31°)を示す。

 
G

水平線は左側のレンズの場合、読取り図の一番下に、右側のレンズの場合、一番上に0%、0°、0gの記号で示されています(表−1参照)。

 

表−1

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【道路等の傾斜線のプロット】

 

測定者は予定の傾斜(図−1の場合10%)になるまで、標尺(図−1の場合一定高さのポールを持ったアシスタント)を移動させる。

標尺が10%の傾斜角に一致する所に木杭を打込み一時的にマークをつける。
 本器を木杭の所に設置して、次の位置(10%の傾斜角の得られる地点)まで標尺を移動させて測量を続ける。

本器の吊下げ位置と標尺は同じ高さにしなければならない。

もし精密を要しない予備的測量の場合は、手で吊下げて使用すればよく、標尺(ポール)の代りに測定と同等の背丈の人に立ってもらえばよい。

 

図-1

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水準測量 (leveling)

 

【法面の構成に】 

 

 道路の全巾に対する横断面(図−2参照)を掘削したら、本器をスロープ(1)の元にセットする。

その間にアシスタントは(2)の位置まで昇って立つ。

そして水準測量用標尺(本器の高さと同一であること)の方を希望の傾斜との一致が得られる点(3)まで動かす。

かくして堤は3点と1点間の部分で削除される。

 

図-2

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【高さの測定】

 

高さを測定する物体、例えば立木等から水平距離で、20m、30m又は40m等と離れて、クリノメーターを吊下げて保持し、最初に立木の先端の仰角を測定し、次に立木の根元を測定する(図−3参照)。

この2つの角度を加えて100で割り、立木から測者までの距離をかければよい。
        例1 80% + 10% = 90%
           h = 90 / 100 × 20(m) = 18(m)
もし立木の根元が測定者の目より高い時は、根元の測定角を引かねばならず、立木から25m離れていれば次のようになる。
        例2 96% - 24% = 72%
            h = 72 / 100 × 25(m) = 18(m)

 

図-2

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距離の測定には2つの方法がある

 

@ 距離測定用スケールを使用する方法
距離の測定には2mポールを用意する。

2mの標尺を持ったアシスタントを測地点に立たせる(図−4参照)。

測定者は本器を吊下げずに手に保持して、距離測定用スケールの0目盛を標尺(2mポール)の下端に一致させておいて、次に標尺の上端に一致する目盛を読む(図−4の例では19.5m)。

 
A 角度目盛(パーセント目盛)を使用する方法・・・略

 

 

 

図-4

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水平角の測定

 

本器を水平に保持(吊下げるのではありません)する。
度(360°)のスケールを見る。

測定角度の角度が度(°)スケールより大きい時は、その間に中間点を置いて、二分ないしそれ以上に分けて測定する。

それらの各測定角の合計が求めている角度になる(図−5参照)。

  

図-4

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縦勾配の設定

              

本器の可動目盛板(下写真参照)

 格納時時

10% 設定時

75% 設定時

上記画像をクリックで大きな画像が見れます。  

                         

上記の可動目盛板の目盛を使用して縦勾配を設定したり読み取ったりする事が可能です。

上記は目盛板格納時、10%設定時、75%設定時の写真です。

 注意:この目盛を使用しない時は格納時の状態で使用してください。

           

下図(図-5)は欧米などで縦勾配の壁面( batter of wall )の設定など行う場合の説明図です。下の図では75%の縦勾配を設定する場合です。

可動目盛板を75%の位置に合わせ、本器を吊り下げ測定者の目から30〜40p程離して測定面を合わせます。

この可動目盛板を利用して縦方向の傾きの設定や測定が可能です。吊り下げて見比べるだけの方法なのでとても簡単です。  

図-5

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現場で使いやすいプロの小道具です。

 

革ケース(付属) 仕様が変更になりました。2013/08/31

  

革ケース(付属) 仕様変更前

   

商品コード

機械名

品番

参考価格

130004

クリノメータ

MC-1004

\89,300-

型番が変更になりました。 2016/03/08

 旧型番 1502

 

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