ポケットコンパス  2013/02/18 (有)山口商店 ホーム


レベルトラコン/LS-25の両面型気泡の使用について

レベルトラコン(LS-25)は望遠鏡に棒気泡管がついています。

水準測量(直接水準測量)は水準測量のしかた(レベルトラコンによる水準測量のしかた)のページでご紹介している通りですが、その他にも以下のような使用方法が可能だと思います。

 

間接水準測量

斜距離を計測し、傾斜角をレベルトラコンで測定し間接的に高低差を求める。

樹高測定

樹木までの水平距離(あるいは斜距離)を測定し、樹冠までの傾斜角を測定し樹高求める。

高さ測定

ビル建物、鉄塔他(測定のしかたは上記樹高測定と同様)

コンパス測量(トラバース測量)

コンパス測量で測線の斜距離を測り、斜角(高度角)を測定し測線の水平距離を求める。

上記の測定時、特に正確に測りたい場合、

水平距離を求める場合、測る位置から測定物までの高度角が大きい場合は、水平距離を求めた場合、高度角測定の精度により大きく水平距離の精度に影響します。

また、高低差(高さ)を求める場合、測る位置から測定物までの高度角が小さい場合は、高低差(高さ)を求めた場合、高度角測定の精度により大きく高低差(高さ)の精度に影響します。

水平距離の測定は、傾斜が大きければ注意、また高低の測定には、傾斜が少なければ注意が必要です。

 

レベルトラコン/LS-25の両面型気泡を使った傾斜角(傾斜角)の補正

正確な高低角の測定は、まず目標物を測定後(測定値:A)、次に両面型気泡管の気泡を高低微動ピニオンを使用し水平にし高度角分度の角度を読み取る(読取値:B)、測定値:Aから読取値:Bを差し引いた角度を正確な高低角として利用する。

 レベルトラコンの整準誤差を取り除いた高低角:C

  C=A−B

 

    

 

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