詳細ページ (有)山口商店 2016/03/01


■ ハンドベアリングコンパス KB-14/360R

すぱやく正確な方位角の測定ができます。照準と同時に方位角の値の読取ができるこの製品の特徴を特に「ハンドベアリング」式のコンパスと表記しています。
精確かつ簡便な測量を要求されるアウトドアプロの必須器具としてご利用いただいております。

 

KB-14の構造と仕組み

 

■ コンパス(方角)機能
計測対象物の方角を計測し同時にその値を読み取る。この値の読み取りには2種類の目盛があります。1つは計測をしている場所から見た対象物の方角。もう1つは対象物から現在計測している地点の方角(製品記号でRと表記されている反転目盛)です。
簡単な例をあげましょう。計測をしている自分の場所からある山のピークが90°(東)のとき、その山のピークから自分の現在地点は270°(西)に相当するというわけです。たとえば地図上で目印となる2ヶ所の地点からの方角をもとに現在地点を割り出すのに使います。

上の図で例示するのは両眼を開けて左眼で計測する対象物、右眼でコンパス内の目盛を同時に見たときに視界に映る像です。
この両眼の視差による画像の複合によって左眼で照準(計測の対象を見る)、それと同時に右眼で計測読取(照準されたポジションの方位角の値を直読する)を行うことができるのです。

左眼で見ている計測対象

右眼で見ているコンパス内の目盛

■ ハンドベアリングコンパス仕様(KB-14/360R)

測定範囲 : 方位角 0-360° 反転角 0-360°
目盛単位 : 内蔵方位角、反転角目盛各 1/2° 盤上目盛 5°
測定精度 : 1/4°(内蔵目盛使用)
三脚固定用ねじきり、つり紐、合皮ケース付き
磁気傾斜補正 : 日本国内標準ゾーン1ないし2

注 : 磁気傾斜補正とは地磁気による磁石盤の偏向を補正して計測の精度を高める処理のことです。スント社のハンドベアリングコンパスにはすべてこの処理が施されています。
そのためゾーンが異なる地域で用いると正しい平衡が保てず計測に支障をきたす可能性があります。
 磁気傾斜補整の5ゾーン