ヒビミル (有)山口商店 更新:2021/12/14 ホーム


「ヒビミル」取り付け方法及び計測方法

 「ヒビミル」は水平変位計測用と垂直変位計測用に分かれております。

 組立方

 組立(水平用)

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水平用スケールの主尺(赤色スケール)と副尺(青守色スケール)を図2のように組立てます。赤いスケールが下、青いスケールが上になるように重ね、短いビスを副尺の方から挿入します。ビスは軽く締め、上下スケールが動くように組立てます。

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主尺(赤色)と副尺(青色)の十文字が合致するように微調整を行い、合致したらビスナットを締め付けます。

 組立(垂直用)

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垂直用スケールの(赤色スケール)と副尺(青色スケール)を下図のように、長いビスで組立てます。ビスの挿入方向はどちらからでもかまいません。ビスナット締め付け強さは水平用スケールと向様に微調終ができるように、緩い目に締め付けておきます。

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主尺(赤色)と副尺(青色)の十文字が合致するように微調整を行い、合致したらビスナットを締め付けます。

 取り付け方 (下図参照)

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組立てたヒビミルをひびわれや隙間を跨ぐように仮に配置します。

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仮配置したヒビミルが、取り付け後スケールが読みとれるように位置決めを行います。

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取り付け位置が決まれば、それぞれのスケールの裏面の凸部にエポキシ接着剤を塗りつけます。
使用接着剤は高粘度速乾型を使用してください。(例:ポンドクイックメンダー=コニシ)

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接着剤は、接着位置の微調整ができるように多少多めに塗ってください。

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被接着面の油脂、汚れ、水分は収り除いておいてください。

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接着剤が硬化するまで、ガムテープ等で仮止めしておきます。

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硬化時間は各接着剤の説明書を参照してください。

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接着剤硬化後、ガムテープとビスナットを収り除きます。

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取り付け後の、計測は1〜6ヶ月間隔で行うのが適切です。動きが激しい場合は、計測の間隔を短くしてください。

 主尺と副尺の読み方 (下図参照)

 数他の読み方はノギス等の一般的なバーニャと同じです。下図のようにスケールが移動した場合。

 [変化-1]

1

青色スケール(副尺)の十文字と赤色スケール(主)の十文字の距離を、赤色スケール側の目盛りでlmm単位で読みとります。この場合は2mmになります。

2

次に青色スケールの目盛りと赤色スケールの目盛が一直線上に重なる場所を探し、その場所の青色スケールの数値を読みとります。数他の読みは0.1mm単位です。
この場合は0.3mmになります。
両者の数値を加算して2mm+0.3mm=2.3mm。

 X方向に2.3mmの拡がりがあったことになります。

 [変化-2]

1

最初にX方向のスケールを読みます。青色スケール(副尺)の十文字と赤色スケール(主尺)の十文字の距離を、赤色スケール側の目盛りで1mm単位で読みとります。この場合は2mmです。

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次に青色スケールの目盛りと赤色スケールの目盛りが一直線上に重なる場所を探し、その場所の青色スケールの数値を読みとります。数値の読みは0.1mm単位です。
この場合はO.5mmになります。
両者の数値を加算して2mm+O.5mm==2.5mm。
X方向に2.5oの拡がりが変位量です。

3

次にY方向のスケールを読みます。青色スケール(副尺)の十文字と赤色スケール(主尺)の十文字の距離を、赤色スケール側の目盛りで1o単位で読みとります。この場合は1mmです。

4

青色スケールの目盛りと赤色スケールの目盛りが一直線上に重なる場所を探し、その場所の青色スケールの数値を読みとります。数値の読みは0.1mm単位です。
この場合は0.4mmになります。
両者の数値を加算してlmm+0.4mm=1.4mm。
Y方向に1.4oの変化があったことになります。

 X方向に2.5mmの拡がりがあったことになります。
 Y方向に1.4oの変化があったことになります。

                                

■参考写真(水平変位計測用)

セット用ビス取付状態

水平変位計測用

※ヒビミル(水平用と垂直用のセット)は販売終了。 2014/06/18

販売終了後は、水平用のみの販売となります。 2014/03/29

                                                 

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