セミナー・勉強会 (有)山口商店 2007/07/11 ホーム 


YSセミナー8 補足説明


ネットワーク型RTK-GPSを利用した基準点測量セミナー

5月29日から6月7日にかけて、表題のセミナーを開催いたしました。5回に分けて計28名の方のご参加をいただきありがとうございました。

セミナー終了後、すぐにこの方法にて実際に測量を始められた方、このシステムを準備しこれから始めようとしている方、検討中の方もでてきました。

これもセミナーを受講してみて実際に使えるシステムであると評価をいただいたものと思われます。

つきましては、前回に日程等の関係で受講ができなかった方、また、GPSを用いたこのシステムに疑問を感じている方などを対象として、この「ネットワーク型RTK-GPSを利用した基準点セミナー」を再度開催することにいたしました。

 

セミナーの概略のご案内!

今回のセミナーは、実際の街区基準点を使用して、現場に新点を設置する作業を行います。3・4級基準点測量の手順に沿って測量するための準備、測量、三次元網平均計算(検定プログラムを使用)、網図、精度管理表等の作成などを行います。セミナー会場近くの街区基準点2点を使って新点2点を設置します。(この測量は、屋外での観測が約30分以内で、計算処理が10分程度で終了します。しかも作業に掛かる人数は1名。)

この実際の測量作業を通じて、RTK-GPSの概要、街区基準点の実際、基準点測量の考え方、網平均計算等の考え方などを説明していきます。基準点測量を理解したいと思っている方、街区基準点から現場への取付をどのようにしたら良いか迷っている方などにとっても参考になると思われます。

別紙のスケジュールに従って行います。(別紙ご案内参照)

 

ネットワーク型RTK-GPSのご紹介。

今回は、ネットワーク型RTK-GPSを利用して基準点測量を行いますが、ネットワーク型RTK-GPS測量は他にも利点が多く次世代型の測量システムといってもいいと思います。

        少人数で短時間で測量が可能。(作業効率アップ、コスト削減が可能)

        DID地区だけでなく、それ以外の地域おいても世界座標に簡単に取付が可能。

        現況測量や、簡易横断測量、工事測量にもフル活用ができます。

        機材も簡単。持ち運びも便利。全天候型で、夜でも測量は可能。

        従来の測量機に比べ、調整や点検なども不要。

従来のトータルステーションを用いた測量の場合と比べると!

        低コスト(トータルステーション、プリズム、電子野帳、その他プログラム等を準備した場合)

        作業に掛かる人数、時間、作業量を大幅に削減。

        視通がなくても測量が可能。

        三角点や基準点から測量してこなくても、いきなり世界座標で位置がわかる。

 

GPSや電子基準点などの資産を有効に活用でき、今後の測量の方法が大きく変わる、ネットワーク型RTK-GPS測量にご期待下さい。

 

今回セミナーに使用する機材は、ライカジオシステムズ(株)のGPS1200受信機と解析プログラム、(株)ジェノバのVRSサービスです。