ここでは、山口商店で扱っている機器の校正についてご案内いたします。
▼お知らせ ▼校正検査 ▼JSIMA 101/102/103 に基づく校正・検査作業について
測量機器の校正・検査についてのお知らせ!
この度、日本測量機器工業会(JSIMA)では、測量機器の校正・検査の信頼性を高めるため「JSIMA規格に基づく校正・検査認定制度」を定め、平成17年1月1日より運用を開始致しました。
土木・建設業や製造業を中心に、ISO9000シリーズのためのJSIMA規格を制定晋及に努めた結果、規格を利用して多くの事業者が校正・検査証明書等を発行するようになりましたが、正しい検査や管理が行われないケースも出始め、事業者への教育や指導の徹底等要請が高まって参りました。
今回、「JSIMA規格に基づく校正・検査認定制度」が制定され、必要な検査設備と検査員を備え、工業会の教育と審査を経て合格した事業者のみがJSIMAの認定事業者となります。
JSIMAの認定事業者は、工業会の定める校正・検査を行って、校正・検査が正しく実施された証として、校正証明書・検査成績書等には工業会の指定書式を用いてJSIMAのロゴと認定事業者の認定番号等を付し発行致します。
■JSIMA校正・検査認定事業者とは
日本測量機器工業会が定めた
『JSlMA認定検査資格者を有する』
『JSlMAの定める検査機器を保有する』
信頼できる工業会が認定した認定事業者です。
■認定事業者は
日本測量機器工業会が定める書式に基づき
「JSIMA校正・検査証明書」を発行致します。
■目的は
お客様に信頼ある「校正・検査証明書」の提供です。
校正・検査事業者認定証 |
校正証明書 |
当社では、上記の認定制度が開始される2005年1月より、今まで行ってきた校正・検査業務から、JSIMA認定制度に基づく校正・検査業務に移行予定です。
今までの校正・検査業務も、当社が2000年8月にISO9000を取得したときから、JSIMA規格に準拠した方法で行ってきました。校正・検査の方法は、今までと変わることはありませんが、帳票類はJSIMA認定制度のものに切り替える予定です。よろしくお願い申し上げます。
■校正検査
●当社技術部門で行う校正検査について!
当社技術部門(テクニカルステーション:以下テクニカルステーションと記載)では、測量機器の修理調整作業の他、測量機器の校正検査業務も行っています。
当社から販売した測量機または他社でご購入された測量機器についても、テクニカルステーションでは総合的なメンテナンスサービスを行っています。
測量機の修理、点検調整作業、校正検査などです。
最近の建設業界の動向は、ISO9001による品質マネジメントシステムの導入により、規格の要求事項 7.6監視機器及び測定機器の管理 が要求されており、建設業等で使用する測量機もこの管理の対象になっています。
当社では、この管理に必要な校正を校正検査業務として行っています。これからご購入する測量機、いままで使用している測量機の定期的な校正検査などの業務も行っています。
●現在当社で行っている主な測量機の校正検査業務
トータルステーション
セオドライト(トランシット)
レベル
回転型レーザーレベル
などなど
●校正検査と校正項目と校正方法
(1)セオドライト
●水平角:水平角の観測精度
●鉛直角:零点誤差、高度定数差
※コリメータシステムによる自己校正
(2)光波測距儀
●基線距離
※実用標準器により計測した基線距離
(3)レベル
●水平精度:水平視準精度
●補正範囲:自動レベルに適用
●補正制度:自動レベルに適用
※コリメータシステムによる自己校正
(4)回転レベル
●水平精度:水平視準精度
●補正範囲:自動補正機構付に適用
●補正制度:自動補正機構付に適用
※コリメータシステムによる自己校正
(※)トータルステーション
上記(1)セオドライトと(2)光波測距儀の項目
●校正結果は下記の書類を準備しています。
校正結果
内容:発行番号、発行日、品名、機械番号、校正日と上記校正結果
校正証明書
内容:発行番号、発行日、品名、機械番号、校正日
測量機 トレーサビリティー体系図
内容:校正の基準になる機器のトレーサビリティーの体系図
その他 国家標準からの関連する校正結果及び校正証明書類
トータルステーションの距離の校正には、トレーサビリティーを証明する書類一式
注意 ※セオドライト、レベルには付属しません。
また、当社においても、全社がISO9001品質マネジメントシステムの認証を受け、測量機のメンテナンスサービスは勿論、製品の販売から、コピーサービス業務にいたるまで、品質の向上に努めています。
また、測量機器のメーカーの修理サービスができる修理認定店としての認定も受けています。
会社案内 参照