フィールド計測機器の活用 |
(有)山口商店 |
2023/03/03 |
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VRSCを使った便利な測量 |
VRSCを使った便利な測量
VRSCとは? 仮想基準局(VRS) by CLAS の事
CLASを利用したVRSC (仮想基準局(VRS) by CLAS)
日本国内どこにいてもセンチメートル級測位補強データ(RTCM)をその場で出力。
DG-PRO1RWSと一緒に使えば、携帯電波なしにどこでもRTKが可能に!
CLAS みちびき衛星の測位補強サービス
Centimeter Level Augmentation Service ː シーラス
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VRSC使用例
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簡単に精度良く
一般的なハンディGPSではちょっと精度が悪い。
測定結果に満足できない。
ややこしい測定で結果を求めなくても、
ハンディGPSのように手軽に良い精度で測量できる。
山や人里はなれた場所で
山間部では通信電波が届かないところがたくさんある。
そんな場所でRTKをするにはハードルが高かった。
VRSCなら簡単だ。ただ置くだけ。それで基準局として動作する。
日本近郊の海上で
海もまた、携帯電波は届かない。VRSCは海の上でもRTKを可能にする
ドローン
ドローンの地上との通信帯域には限りがある。
いままではRTK受信機を搭載するには通信帯域の課題があった。
VRSCならそんな心配はいらない。
RTK受信機と一緒に搭載すれば地上との通信なしにRTKができる。
測量
測量にもさまざまな要求精度がある。
要求精度内であればVRSCならデータサービスや通信インフラは不要だ。
使用事例から
上の説明からではややこしくてよくわかりませんね。
こんな形で使っています。
測定したいポイントにポールを立てるだけ。
ポールの先端には DG-PRO1RWS を取り付けます。
VRSCはポールの中段に取り付けます。
VRSCは受信機とアンテナから構成されています。
VRSCの受信機とアンテナ
観測画面
VRSC構成
VRSC(受信機:本体)とアンテナとUSB電源、他ケーブル
VRSC(受信機:本体)
アンテナ裏面
USB電源
ケーブル接続
アンテナ→VRSC→USB電源
上記がVRSCの構成だ。これを測量したい場所の近くに設置する。
上の測定例はDG-PRO1RWSを取り付けたポールにVRSCを取り付けた例。
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精度
精度は 水平 ±6㎝ 垂直 ±12㎝
(注意)
通常のRTKに比べると精度が劣ります。
ミスFixする確率も高くなります。
CLASから生成する観測データは完全ではありません。
多くのタイミングで概ね問題ありませんが、衛星配置、
電離層や大気圏の活動状態などにより
特定の地域・時間帯などでFixが得られない場合もあります。
新しくこんな感じで使えるタイプもできました。
シンプルで簡単で持ち運び、取扱いも便利。(RWS.DC)
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掲載:2022/04/20