ポケットコンパス  2009/09/18 (有)山口商店 ホーム


トラコン/ポケットコンパスによる測量

 

●水平角測定
磁針による測定と、水平分度による測定、あるいは、両者併用の三つの方法があります。

《磁針による測定》

コンパス測量とは、すべての測点て地磁気(滋北)を共通の規準とする測量方ですから、一目標一測定でも局地磁場のない限り正しい結果が得られます。簡便でしかも信頼できますから、通常、山林や農地等には最適の方法です。

《水平分度による測定》

これは、通常のトランシットによる測定と同じで、挾角を測定します。トラコンを使用する場合、オーバック帰零装置によって内角を5′までの精度で迅速に読みとることができます。また、局地磁場と無関係に測定できますから、市街地でも安心してご使用できます。

 

《両者併用の方法》

一測点から複数の目標を視準できるときは、磁方位と水平分度を合わせた後、方位角を水平分度によって読みとれば、磁針の安定を待つまでもなく正確なコンパス測量ができます。この方法でもトラコンは機敏に働き、オーバック装置は大へん効果的です。

●高低角測定
測量の大部分は水平面投影図の作成です。この目的のためには、水平面に比べて高低角の
精度はよりラフであってよいわけです。トラコンは、その精度のバランスを考えて、高低角を1°目盛とし、1°以下は指標を正面から見て目測します。

  

●水準測定
より精密な高低測量のためには、望遠鏡気泡管を用意しました。(LS-25 レベルトラコン
しかも両面気泡管ですから、反射ミラーによ
って視準姿勢のまま気泡管を視認できるので、ティルティングレベルのように使うことがで
きて、再調整も容易に行えます。

 

●測距

 

《スタジア法》

天候明暗に左右れますが、スタジアロッドを使用して、100m以内が可能です。
 

《巻尺その他の方法》

最も原始的ですが問違いの少ない方法で、障害物がない場合はおすすめできる方法です。

 

    

 

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